<ピンクリボンライブエイド2018開催主旨>

33歳の時、がん検診を受診した。
もちろん、そんなことになっているとは夢にも思わない、自覚症状も一切無かった頃だった。
まさかの陽性反応。
目の前が真っ暗になり「癌=死」という恐怖でしばらく何も手につかなった。
 
子供や家族の事。
開店したばかりの店の事。
兄が先に他界してるのに、また私まで親より先に逝ってしまうことになるのだろうか…
様々な想いがこみ上げてきた。
まだまだやりたい事がいっぱいある!
こんなところでくたばるわけにはいかない。
 
実際に入院・手術したのは、発覚して2ヶ月後。
身体中検査して他に転移もなく、子宮がんの摘出手術は無事成功。
翌月には退院となった。
術後の経過も良好で検診でも再発の可能性は無く、現在も元気で仕事や生活が出来る喜びをかみしめている。
毎日勢力的に活動し続けることが出来て、あの頃が嘘のような健康体でもある。
 
もしあの時がん検診を受けてなかったら…と思い起こすと、ゾッとする。
まさに検診によって「救われた命」と言っても過言ではない。
 
昨今、友人知人が乳がんや子宮がんなどいわゆる婦人病で命を落としてしまう訃報が届く。
検診を受けた方が良いのは分かっていながらも、恥ずかしさや怖さ、
時間が無いなどの理由で受診せずに手遅れになってしまうようだ。
 
検診によって救われた命の重さを知らされた私は、今まで以上に「人生を無駄に過ごしたくない」と思う所がある。
人間はいつも「死と隣り合わせ」なのだという意識が、「今を精一杯生きようとする力」になったと感じている。
 
その手術から12年後、ここ京都祇園の地で「pick up」を開店した。
私一人でのチャレンジだったが、今を精一杯生きようとしているミュージシャン達やお客様、スタッフ達に恵まれて音楽や人生を共に楽しめる事が出来るようになった。
 
ここに紹介する「ピンクリボンの乳がん検診啓発運動」に賛同してくれたミュージシャン達は、
「pick up」が厳選したアーティストであります。
中には、私と同様の想いをされた方もいれば、未来のため今を精一杯生きようとしている若者もいます。
音楽と共に命の重さを伝える事。
啓発運動の根本はそこにあると言うことです。
 
ジャンルやスタンスは違えど、音楽を通して「今を生きる」ことをそれぞれが力強く表現し、13日間の様々なステージを繰り広げてくれることでしょう。
 
皆様のご来場をお待ち申し上げておりますとともに、ピンクリボン京都の乳がん検診 啓発運動へのご賛同賜わりますよう心からお願い致します。
 

pickup 佐々木 慶子
 
ピンクリボンライブエイド2018
2018年9月25日(火)〜10月10日(水)
祇園pickupにて開催
大切なひと。
大切な自分のために。
音楽だから、伝えられることがある。
音楽だから、感じあえる。
音楽だから、わかりあえる。

 

pickupは『ピンクリボン京都』の乳がんの啓発活動を応援しています。


チケットお問い合わせ
■祇園pick up
MAIL keiko@gion-pickup.com(要返信確認)
TEL 075-525-0595 (夜8時以降)